オーボエ演奏にたくさんの肺活量は必要?息継ぎはどう行うのがベスト?





オーボエの音色にあこがれ、自分でも演奏してみたいという方は少なくありません。

しかし、ギターやピアノといった楽器に比べ、吹く楽器は特に難しそうだというイメージが先行して、なかなか手が出せないというのが現実のようです。

オーボエのイメージと言えば、「息苦しそう」「かなりの肺活量が必要になるのでは?」といったことがよく挙げられますが、実際のところ、それは本当なのでしょうか?

一つずつ具体的に見ていくことにしましょう。

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目次

オーボエ演奏には、どれくらいの肺活量が必要なのでしょうか?

オーボエははたして初心者には難しい楽器なのでしょうか?
オーボエは学校などの吹奏楽部でも、わずかの人数しかいないのが普通で、中にはオーボエ奏者がまったくいないといった吹奏楽部もたくさんあるほどです。

ですので、オーボエを吹く人というのは単純に少なく、誰か吹ける人に簡単に教わるという環境がなかなか揃っていないため、自力で学ばなくてはならないことにより、「難しい」とされる楽器なのです。さらに、オーボエは吹く楽器であることから、「肺活量がよほどないと吹けないのでは?」と考える方も大勢いらっしゃいますが、トランペットやサックスなどの楽器に比べ、肺活量のいらない楽器とされています。

トランペットやサックスなどは、やはり肺活量が大きいほうが有利です。なぜなら、息をたくさん吐くことができる人ほど演奏に余裕が持てるからです。しかし、オーボエはそれほど息をたくさん吐かなくても演奏はできるのです。ただし、オーボエでも大きな音を出す際はたくさんの息を強く吐き出すことにはなりますが、オーボエには呼吸に余裕があって演奏できる楽器なので、肺活量が少ない方でも取り組みやすい楽器となっています。

また、クラリネットやフルートよりも楽器自体がコンパクトにできており、さらに直接指で孔を押さえることもないので、手が小さな方でも演奏しやすい楽器なのです。

オーボエ演奏が息苦しいのはなぜなのでしょうか?

オーボエ演奏をしている方の中には「息苦しい」といった感想を持つ方もいらっしゃいます。

オーボエは、前述した通り、トランペットやサックス、クラリネットやフルートといった楽器と比較すると、肺活量がそれほど必要ではありません。では、なぜ演奏すると息が苦しくなってしまうのでしょうか?

それは、呼吸に余裕がありすぎるので、息継ぎをし忘れるからなのです。つまり、肺の中にある空気があまりなくならないため、呼吸を行なう必要がなく、そのまま吹き続けてしまう方が多い楽器なのです。
すると、どうなるかといえば、もちろん新鮮な空気が肺の中に入っていかないので、「息苦しい」と感じてしまうわけです。

では、オーボエ演奏に効果的な息継ぎというのは、どのようにして行なえばよいのでしょうか?具体的に見ていくことにしましょう。

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オーボエ演奏で行なう息継ぎは、どのようにして行なえばよいのでしょうか?

他の吹く楽器に比べ、オーボエに使う息の量というのは、かなり少なくて済みます。

しかし、とても息の量が少ないからこそ、普通楽器を演奏する場合、息が足りなくなって苦しくなるということが起こるのに対して、オーボエは肺に溜まっている空気を使いきることができずに、息が余ってしまって苦しいといったことが起きます。

息継ぎをするのは、息を吹き切った方がラクなのをご存知でしょうか?

例えば、トランペットやサックスなどの演奏の場合、肺に溜まっていた空気は一度外に出します。もうこれ以上息を吐き出すことができない状態で脱力していくと、肺の中には自然と空気が送り込まれていきます。この力を利用しながら、クラリネットやサックスは息継ぎを行なっているのです。

一方、オーボエの場合、息を吸おうとしても、肺に溜まっている空気がすべて外に吐き出されていないので、新しい空気を肺に送り込むことができないのです。

そのため、オーボエを演奏する場合は、息を吸う呼吸の他に、息を捨てる呼吸を曲中に数か所設けなくてはいけません。
オーボエ演奏に慣れ、オーボエ独特のこの吸う呼吸、捨てる呼吸にも慣れてくれば、自然と曲の流れの中で対処することもできるようになりますが、オーボエ演奏自体にまだ経験が浅く慣れないうちは、あえて意識しながら吸う呼吸と捨てる呼吸を楽譜上に書き込むとよいでしょう。

吹く楽器の中で、こうした息を捨てる呼吸を行なうのはオーボエくらいなので、初心者の方は特に息が苦しくなってしまいますが、理屈がわかって慣れてしまえば、比較的簡単に演奏をすることができる楽器でもあります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。オーボエは肺活量が少なくても、独特の呼吸の仕方を理解できれば、初心者でも演奏ができる楽器であることがお分かりいただけたでしょうか?演奏のはじめはあまりよくわからないかもしれませんが、何度も何度も練習し、呼吸の個所や仕方を意識していけば、息苦しさもなくなっていきます。ぜひ、オーボエの呼吸をマスターしてください。

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