オーボエには耐用年数があり、どんなに丁寧に維持管理してもそろそろ買い換えをしなければ…という時期が到来します。
それがオーボエの寿命と考えられています。
では、オーボエの寿命はどのくらいなのかということは気になりますよね。
オーボエはそんなに安い楽器というわけではありませんし、できれば長持ちさせていきたいという人は多いのではないでしょうか。
オーボエの寿命に対する考え方はいろいろあって、6年くらいという人もいますし、15年プロの吹き方をしても維持されている人もいます。
そこで、オーボエの寿命についてご紹介してみたいと思います。
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[ad#codo1]オーボエの寿命ってどんな状態?
オーボエは心に響く音色がとても美しい楽器です。
牧歌的で哀愁漂う音色を楽しむことができ高音の音色が特に美しいという人も多くいます。オーボエの音色は鼻にかかったような、暖かみのある独特で官能的な音色をかなでることができ、様々な種類の音を出すことができます。
オーボエは木管楽器の一種で、オーボエは管体が天然の木でつくられています。
そんなオーボエですが、寿命になってしまうと、オーボエの特徴であるこれらの音色が出せないようになってしまうのです。
その理由は、オーボエは木で作られているため、温度や湿度の急激な変化にはとても弱く、温度や湿度による急激な変化などによって管体に傷みやひび割れが生じてしまったということなどが挙げられます。また、歪みなどによって、組み立ての際に不具合が生じてしまったり、そのことでジョイントがきちんとできなくなってしまい、修理に出しても直らないという状態になってしまいます。
オーボエは頻繁な調整が必要な楽器ですが、そうなると調整を行ってもきちんと調整できず、オーボエが本来もっているよさのある音色がでないということになってしまいます。そのような状態がオーボエの寿命といえます。
演奏後に管体内に水分が残ることがよくあります。
この状態を放置しておくと楽器の割れなどの原因になりやすいのです。そのため、オーボエを長く演奏することができるよう、演奏後は管体内面の水分は丁寧に拭き取るようにすることが大切です。
スワブなどを用いて水分をきれいに拭き取りましょう。
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オーボエの寿命はどれくらい?
オーボエの寿命はどれくらいなのか気になりますよね。
この点についてはどのように楽器が扱われて、メンテナンスを受けられるのかということによると考えられます。
オーボエは管内がとても細い楽器で、管内径は上管の上の方が約4ミリ、そしてベルに向かってだんだん太くなっているという形をしています。
この初期の状態がきれいに維持されていることは楽器を長持ちさせる大きなポイントといえます。
演奏後に丁寧なメンテナンス作業が行われ、楽器の取扱もきちんとしている場合、寿命はそうでない場合に比べると長くなると考えられているのです。
オーボエの管内の水分をきれいに拭き取って楽器の不具合を防ぐことが出来ていれば、楽器はよりよい状態に保たれるのです。
15年以上プロの吹き方で演奏していてもちゃんと状態管理が出来ていればオーボエは現役で演奏することができるといえます、
どれくらい長持ちできるのかという点についてはそれぞれのケースによるといえます。
楽器の値段も高い楽器だけに、できる限り長く演奏できるようにメンテナンスや楽器の取り扱い、保管状況をよくしていくことが大切なのです。
オーボエのリードの寿命とは?
オーボエはダブルリードの楽器です。オーボエを吹く時にアンブシェアをしていく部分がオーボエのリードです。
オーボエのリードはケーンという天然素材でできており、使用すると疲労していきます。
張りのある状態が完全になくなった状態の時にリードが寿命を迎えたといえます。新しいリードは張りが強く、馴染ませないで吹くと吹きにくいため、ある程度張りがとれるように扱っていくのです。
リードの寿命は吹く人の吹き方にもよるといわれていて、3時間くらいで寿命を迎える場合もあり、数週間持つ人もいますし、それ以上長く演奏できる人もいるといえます。一本のものをずっと使い続けるとあっと言う間にリードが疲れ切ってしまって、寿命がすぐ来るといわれており、3~5本をローテーションして使うなどの方法で、リードを長持ちさせるということも大切といえます。
オーボエのリードをできるだけ長持ちさせるためにはリードを良い状態に保つことが大切と考えられています。使ったら洗浄して清潔に保つということリードの寿命を長くするためにも重要なのです。
まとめ
オーボエには調整をしても修理をしても直らないという寿命があります。この寿命はどんなに丁寧に維持管理しても到来してしまうのです。
しかし、日ごろの楽器の取扱の仕方によって、長持ちさせることができる場合とそうでない場合があり、オーボエの寿命は演奏する人によって変わってくるといえます。人によっては6年くらいの場合もあれば、それよりずっと長い場合もあり、よりよい状態で管理していくことが大切です。
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