オーボエを吹く際に使うリードは演奏前に水に浸して湿らせる必要があります。
リードは脚の仲間の植物でできており、リードを湿らせることでよりよい状態で演奏できるようになります。
そこで、リードの水入れや水入れの仕方、水入れの道具などについてご紹介したいと思います。
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[ad#codo1]リードの水入れとは?
オーボエはリードを2枚使って音を出すというダブルリードの楽器です。
オーボエに使われているリードは葦の一種であるケーンという植物が使われています。このケーンを縦に割って内側を削って使用していといわれています。
オーボエに使うリードは演奏前に必ず水につけるようになっています。
というのは乾燥してる状態のリードでオーボエを吹いても音が出ないからなのです。
また、乾燥しているリードで無理に音を出そうとするとリードが割れてしまうという場合もあるのです。
そのため、オーボエのリードは演奏前には水に浸しておいて、適度に湿らせて使用するようになっているのです。これをリードの水入れといいます。
このように、リードは新品や古いものなどに関わらず水入れをして使う用になっています。しかし、長期間使っていなかったリードを利用する場合やケーンが細すぎるリードなどを使用する場合には大きく開いてしまうことがあるといわれています。そのような場合には、リードが割れないようよく湿らせ、指圧を適度に加えて落ち着かせるようにします。
また、使用する時には針金を巻くことで開き具合を調節するということもあるといわれていますが、大きく開いているリードを無理に噛んで吹こうとすると、余計な力が加わって歯で唇と傷つけてしまったり、筋肉に無理な力が加わってしまったり、上達の妨げとなってしまうこともありますので、大きく開いたリードはなるべく使用しないようにする方がいいといわれているのです。
[ad#codo1]水入れの仕方
オーボエのリードは乾燥している状態の時には息を入れても音がでないようになります。
そのため、小さなフィルムケースなどの容器に水を1.5センチくらいいれて、リードの先端などの形が崩れてしまうほどの力が加わらない状態で水入れします。
つける時間は、ぬるま湯に2、3分くらいがおおよその目安といわれています。10分以上水に浸しっぱなしにしてしまうとケーンの良い成分が水に溶け出すことになってリードの寿命が短くなるといわれています。
新品リードは水につけると先端の開き具合が大きくなるといわれていたりして、落ち着かせていくといいといわれたりします。
しかし、付ける時間については人それぞれというところがあって、5~10分という人もいます。家を出る前に3本くらいのリードを水入れするかリードケースに入れ、仕事場まで約30分で、仕事場でそのままリードケースからリードを取り出しても問題なく演奏ができているという人もいます。
コップにリードを浸けっぱなしにすると早く水分は吸収されるけれども水分を吸収しすぎてしまいリード材が膨らんでしまうのです。そのような状態で演奏すると、リードは振動するけれども普通より重い状態になってしまって吹くのに疲れやすくなるといわれます。
水入れは適度な時間行うようにし、つけすぎはよくないということといえます。
水入れの時間については、オーボエの演奏中にリードがベストな状態で機能するということが大きなポイントで、オーボエの演奏中にはリードは細かく振動し、リードのすき間が閉じたり開いたりするということを繰り返します。
オーボエのリードはケーンを削って作られています。このリードを2枚向い合わせています。2枚のリードはカーブをもち、両端をぴったりとつけると中央側にすき間ができるのです。その部分から息を送ります。そのため、水入れの時間は、オーボエ演奏中にリードがベストな状態で開閉できるようにするということが大切なのです。
水入れの道具
演奏中のリードは乾燥してしまうと発音などに影響してしまいため、リードは水入れして湿らせ多状態にしておく必要があります。オーボエの水入れの道具には、写真フィルムケースや風邪薬などの空き瓶などが利用されることが多く、ポケットなどに入れても水が漏れないような専用の水入れ容器などもあります。
また、リード手入れ用の道具を使用する場合には小さい羽根なども用いられます。小さい羽はリードを清潔に保つために便利な道具です。しかし、リードを傷めてしまう場合もあるといわれたりもしています。使用する場合はなるべく羽の先端がリードから出ないような位置で回転させたりします。
小羽を使うとよく汚れが取れるといわれています。そして、演奏をした後は、湿らせたリードはカビなどを防ぐためにも乾燥をさせておきましょう。
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まとめ
オーボエのリードは演奏前に水に浸して湿らせる必要があります。リードが乾燥した状態だと音が出ないからと言われ、よりよい演奏のためにもリードの水入れを適切に行っていくことが大切なのです。
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